~楽曲解説~
数多くのピアノ曲によって知られるシャミナードの数少ない大規模作品であるバレエ「カリロエー」は、1888年の初演以降フランス国内はもとより、 ニューヨークでも公演される程、当時の人気演目となりました。また、作曲家自身の手によって、このバレエから数多くのピアノ曲が作られ現在も親しまれています。
前奏曲:ギリシア神話に登場する海神の娘「カリロエー」の名を冠したバレエの前奏にふさわしく穏やかな海を連想させる音楽となっています 。木管群を中心に滑らかな旋律が紡がれていきます。
シンバルのステップ:短調による力強い踊りと中間部の長調による軽やかな踊りとの対比が大変面白い音楽です。 フランスの作曲家らしい色彩感と転調による効果が見事です。
(前奏曲: 3'15" / シンバルのステップ: 5'40")
【編成】
Flute 1
Flute 2
Oboe
Bassoon
Clarinet 1
Clarinet 2
Bass Clarinet
Alto Saxophone
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Trumpet 1
Trumpet 2
Horn 1
Horn 2
Trombone 1
Trombone 2
Euphonium
Tuba
Timpani
Percussion 1(Glockenspiel,Cymbals,(Marimba),Triangle,Bass Drum)
Percussion 2(Cymbals,Marimba,Glockenspiel,(Bass Drum))
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